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先祖
私が中学生の時に体験してかなり印象に残っている出来事の一つです。
中学生時代、夜に金縛りにあうことが多く、寝る前になんとなく『今日はやばいんじゃ…』みたいな雰囲気を感じるようになってしまっていました。
この日もそんな感じの夜で…
なかなか寝付けなかったのですが、深夜12時を過ぎた辺りから『あぁ、ヤバい気がする』と思いながらも自室のベッドでウトウトしていました。
すると来ました…
金縛りです…
それと同時に今までに無いような感覚に捕らわれました。
なんていうか…
体がグルグル回るような感覚でした。
身体は動かないし、なんかグルグルするし、かなり気持ち悪くなり我慢できなくなって目を開けてしまいました。
すると…?
何故か曾祖父の部屋の畳に横になっていました。
私の家は本家で、曾祖父から私まで家族4世代で住んでいました。
家は広めで奥のお座敷が生前の曾祖父の部屋でした。
仏間がすぐ横で襖で部屋を区切ってありました。
その曾祖父の部屋にワープしてしまったみたいな感じでした。
そして何故か夕暮れ時に…
そして遠くで母が私を呼ぶ声がして…
『あぁ、もう夜ご飯か。部屋の電気つけなきゃ』と横になったまま思いました。
この時は特にこの状況にそれ程違和感は感じませんでした。
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