1041人が本棚に入れています
本棚に追加
/841ページ
和「俺だから?」
恭「和成さんの前だから気を張んないでいれるんだ。……迷惑?」
和(殺し文句と上目遣い。これが計算じゃねぇから怖ぇ)
和「迷惑じゃない。俺の前ではいくらでも甘えろ。ホラ、送るから早く髪を乾かしてこい」
恭「はぁい」
和(何が甘えろだよ。襲いかけといて)
ベッドルームに向かい、不意に思い出したのは恭華の溢れるような声と肌の感触。
和(今日は出掛けよ)
恭華のせいで高まった性欲を晴らしたい。
和(大事にしたい。だから……)
恭「ありがとう。ヤバ!あと5分!またね」
和成は恭華が走り去ったのを見送ると煙草を銜え、吐き出したい言葉を煙を吐くことで抑えた。
最初のコメントを投稿しよう!