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恭(言った方がいいのかな……?)
直「何、犬になってんだ?」
恭華に抱きつきながら匂いを嗅いでいる雛姫の襟首を引っ張った。
雛「恭華から和成さんの匂いがする」
直「昨日、一緒にいたんだろ?和成さんの家で飯を食ったって岳人から聞いた」
雛「じゃあ、シャンプーは?」
聡「恭華の家のボイラーが壊れたんだと。和成さんに風呂を借りたらしい」
雛「何だ、そうなんだ?」
恭「う……うん」
聡「貸しな」
擦れ違い様に聞こえた小声に苦虫を潰したような顔をしてしまう。
恭(誤魔化すこと……だったのかな……?泊まっただけで誤解されるなんて……。和成さんも変なコトするし。昔とは違うってことか)
落胆の溜息をついた。
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