4人が本棚に入れています
本棚に追加
「おまえっ。着いたぞ」
と言いライを下ろした場所は酒場を思わせる場所だった
「また集会所かよ。そろそろこんなその日暮らしにもさよならしたいな」
と立ち上がりながらぼやいているライを横目に俺は求人票が貼ってある掲示板を物色し比較的割の良い仕事を見つけ求人票を取りライの元へ戻る
「このスラム街に定職なんてごろごろ転がってる訳無いだろ。ほれ仕事見つけてきてやったぞ。」
俺が差し出した求人票を読みライはがっかりした様で
「またスライムの討伐かい。もう倒し飽きたっての。なんでこんなに出てくんだよ」俺はライをたしなめる様に
「俺達が働ける様に出てきてんだろ多分。速く行くぞ、今日の仕事場は遠いからな」
と俺が言うとライは諦めた様で、
「やるならさっさとやってさっさと帰りますか」
と言い準備運動をしていた。
なんでこいつはこんなにも調子が良いんだろうかとか感じながら、俺達は依頼をこなしに行った。
最初のコメントを投稿しよう!