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人が生まれるはるか前、神が創造したものがある。
それが大地であり、空であり、生物である。
その中でも創造したとされるもので未だに確認出来ていないものがある。
それは『創世謳』と呼ばれる謳。
その中でも始祖と呼ばれる謳がある。
一つは火山が燃え盛るように猛々しい『紅世謳』
一つは湖のように緩やかに流れる『蒼世謳』
一つは太陽のように温かい『黄世謳』
一つは樹木が繁るように覆う『緑世謳』
一つは闇が覆うように漆黒の夜『黒世謳』
一つは真っ白に全てを優しく包む『白世謳』
一つは山が聳え、雄大な大地を育む『茶世謳』
その七の謳を合わせて『虹世謳』と呼ばれ、一つ一つから派生した謳を『神謳』と呼ばれる。
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