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「おはよッ♪」
零の声で
目を覚ます。
いつからかできた日課。
『おはよォ…』
ぼぉ…ッとしながら
挨拶をする。
「シッカリしろォい!!
朝だーよッ」
ガーッと開けられた窓からは夏のムッとした空気が
流れ込んできた。
『あ゛づい゛…』
またベットに倒れ込む。
「お前
ダラケきってんじゃ
ねぇよッ!! はよ起きろッ」
ベットから蹴り落とされた。
『あ゛ぁ゛…』
アタシの布団を返せぇ…
零は布団や枕、
その他寝具一式
全て持って行ってしまった。
『ふぁ…』
小さく伸びをして
窓の外を見る。
零が布団なんかを
干していた。
『お疲れ様でーす』
「お疲れとか思うなら
手伝えよ!!」
罵声がとんできた。
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