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零は学校の日も
休みの日も
朝アタシを起こしにきてくれる。
目覚ましなんて
全然役に立たない。
いつのまにか
アタシは零の声でしか
起きなくなってた。
「さて
朝食にしましょ♪」
母さんが
皿にパンやら
サラダやら
ゴッソリ盛っている。
零は冷蔵庫から
ケチャップやマヨネーズを
出している。
アタシといえば
愛猫のメメと遊んでいた。
「働けよ」
ケチャップで叩かれた。
『すぁーせん…』
渋々立ち上がり
コップやフォークを取り出す。
「『いただきまーす』」
こうして今日も
平凡ながら
充実した一日がはじまった。
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