317人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
俺は専門学校へと来ていたいくつかの求人票を眺めていた。
和食、洋食、中華料理…
けっこうたくさんの会社や店から求人が来ていた。
専門学校のカリキュラムで西洋料理コースを受講していた俺は洋食料理店の求人票を眺めていた。
いくつかの求人から俺は早速1つの会社を選んだ。
その会社は最初洋菓子店から始まって、現在はイタリア料理店を中心に、いくつかの料理店ブランドを経営しているけっこう大きな会社だった。
イタリア料理のファミレスタイプの店、オムレツ料理専門店、洋風の居酒屋、洋食料理屋、スパゲティー専門店等…
それが俺の選んだ会社の店舗運営形態だった。
俺が専門学校に通っていた当時は世間では割と西洋料理が流行っていた。
雑誌やテレビ等の特集でも西洋料理をよくやっていた。
まだ19歳と若かった俺の情報源なんかは雑誌やテレビくらいのモンだ。
今と違ってあの頃はパソコンなんかはまだ一般的じゃなかった。
俺は西洋料理のコックになることに決めた。
最初のコメントを投稿しよう!