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夢の中(千年前)
(千年前)
?「玉依姫様❗正気でいらっしゃるのですか⁉」
(場面が浮かぶ)
若菜「(また…またあの夢…😔…千年前の玉依姫の記憶…。)」
玉依姫は、毒の入った小瓶のふたを開けて飲もうとするが
?「豊玉姫の化身だった龍神が、封印された今、なぜ貴女様がこんな目にあわなくてはならないのですか⁉お願いです…😢それだけは…それだけはお止めくださいませ😢」
女性はそう言うと、玉依姫の手から小瓶を取り戻そうとするが、抵抗されているためうまくとれない。
?「玉依姫様❗」
男性はそう言うと、玉依姫の体をしっかりと抱きしめて
?「お忘れですか?我々が、あの時…龍神を封印する時に、貴女様に申された事を…」
さっきまで離れようともがいていた姫が動きを止め、顔を上げた…悲しそうな感じで。
玉依「……ナイト」
ナイト「我々は、ずっとお側におります。そして…」
その言葉を合図に周りにいた残りの守護者も近づく。
玉依「…皆さん😢」
ナイト「ずっと…この先も貴女様をお慕いしとうございます。ですから、どうか…😢」
ナイトが離れた後、玉依姫は、守護者六人を見渡して、静かに首を横に振る。
玉依「皆さんのお気持ちは良くわかりましたですが、止める事はできません😔これは…姉様と…最後にかわした約束ですから」
ティナ「…約束?」
玉依「えぇ、そう…約束です。」
レイ「それは、どのようなお約束を?」
玉依「…それは…」
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