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ルナは美しい夜の子でした。
リビドーはそんなルナのことがだいすきでした。
ある晩
リビドーはルナへの愛情が押さえ切れなくて
自分の知っている精一杯の愛情表現をルナに与えます。
ルナは夜の子なのでその愛情を丸裸になって全身で受け止めました。
次の日
ルナという存在はこの世にひとつもいなくなりました。
リビドーは満腹の腹をさすり、いかにも満たされたような顔で空を飛び、どこかへ行ってしまいました。
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