第1章・新高校1年生

11/12
前へ
/42ページ
次へ
バスを下りて 駅に向かった。 「莉乙は俺より手前だね」 「うん…」 「駅から家近いの?」 「そんな遠くないよ。学校からバス停までくらいかな…」 「じゃぁちょっと遠いね」 「チャリだから…」 電車に乗った。 帰れば彼氏の所に行かなきゃいけない… 嫌だなぁ… 「ね、明日から授業あるって早いと思わない?」 猛がダルそうに言った。 「ん~別に…勉強嫌いじゃないし」 「そっか。俺は嫌いだ!」 「断言されても…」 「ハハっそうだな!」 そして沈黙。 私は下を向いていた。 次で下りる。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加