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「急にごめんな!同じ学校なもんでほっとけなくてさぁ」
「同じ?」
「制服!1年?」
「はい。あの…ありがとうございました」
「おう!俺2年の野中桐矢♪名前は?」
「原木莉乙です」
「まぢ!?1年で一番可愛いって噂だよ!確かに本当可愛いな♪」
「今日入学したばっかなんですけど…」
「うちの学校はそぉゆー情報早いから♪」
信じられない…
「あの…本当助かりました」
横でペコッと頭を下げた。
「いやいや、女の子に手をあげるのはやっぱりダメだしね」
「桐矢先輩?」
「ん?」
「タバコ…」
「臭い嫌だ?」
「別に…大丈夫ですけど…」
桐矢はタバコをプカプカ吸いだした。
香水とタバコの臭いは
私をなんだか
落ち着かせてくれた。
(そぉいや…猛君も香水つけてたな…私はこの香水のが好きだけど)
二人は黙ったままだった。
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