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今日は色々な事があったな…
優とも無事に?別れられたし
明日から華の高校生活が待ってる★
とか思ってると
「家どこ?」
桐矢がパッと立ち上がった。
「この近くなんで…」
「送るよ!ここまで連れて来ちゃったし!」
「いえ、助けてもらったのに…そんな事まで出来ないんで…」
頭を下げて帰ろうとした時
「送るから!」
桐矢の顔が少し怖くなり従うしかなかった。
公園の子供達もパラパラと家路につきだした。
その中に紛れて
私達もトボトボと歩いて行く。
「莉乙携帯貸して」
突然桐矢が言った。
「はい…」
桐矢はピコピコ莉乙の携帯をいじり自分の携帯を取り出した。
なにやら赤外線?
「ほら、これで何かあったら俺に言えるだろ?」
「…」
黙って携帯を受け取った。
「桐矢先輩は彼女居ないんですか!」
少し力んでしまった。
「ん?居ないよ。ってか女の子から寄って来るからさぁ~毎日うるさくて」
ちょっと呆れ笑いの桐矢を横目に
私は
モテる人だなぁ
と思った。
「さっきの子より莉乙のが全然可愛いよ」
桐矢は私の頭をポンポンと 優しく叩いた。
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