第1章・新高校1年生

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《今終わったよ》 メールを送信する。 「何?彼氏?」 「うん、学校違うから…」 「彼氏居るんだ?」 その言葉に私は俯いた。 中学の頃から付き合ってもう1年になる 私には彼氏が居る。 「あ、帰るから、また明日ね!」 手を振って教室を出た。 《荷物置いたら直ぐ俺ん家に来て》 《分かった》 私は急いで学校を出た。 バスで駅まで向かって電車で帰る。 学校までは一時間もかからない。 だけど バス停までが少し遠く 15分はかかる。 だから結局一時間くらいかかるんだな↓ 重い鞄を抱えて早足でバス停へと向かった。 「バス?」 後ろから声がして振り返ると 「水屋君!」 「猛だよ?」 「猛君…」 ちょっと不服そうな顔した後にニコッと笑い 一緒に行こうと 誘われた。
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