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千秋は空を見るのが好きだ。
それは、俺が知る限りの小さな頃からで、今もそれは変わらないようだ。
対した俺はと言うと、俺も空を見るのが好きだ。
しかし、空と言っても俺と千秋の好きは同じようで違う。
俺が好きなのは、空をゆっくり風に流れる雲。
千秋が好きなのは、空の大部分を占めるであろう青色。
似ているようで、やっぱり違う二人。
それでも、アンバランスではない。
二人の均衡な日常の一場面だろう。
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