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―…キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン…
校内にゆったりとチャイムが鳴れば、それとは対称的に足早に過ぎて行く生徒たち。
そんな彼らとは対称的に、屋上にて微睡む二つの影は揺れることなく、規則正しく胸が上下運動を繰り返していて、明らかに寝ていることを暗示させる。
安らぎの時が刻々と過ぎる中、時は既に下校時刻となっていた。
少し肌寒くなった空気に、目をうっすらと開けて、夢から覚める。
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