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ま、まずいって!
俺は先生に気付かれないように小さな声で夏帆を呼んでみた
「おーい、起きろー!」
しかし、一向に起きる気配がない
しかも、徐々に先生はこちらに向かってくる
本当にまずいと思った俺は体を揺らしてみた
……………
しかし、これまた起きる気配がない
どうしたものか………
「ど、どうしたんですか?」
声を小さくして志帆が聞いてきた
俺は指で夏帆を指差した
志帆は分かってくれたようで、手で机を叩くような素振りをした
しかし、俺の身がまずくなりそうなので断った
あ!
夏帆の居眠りに気付いたようだ
先生は夏帆の隣に来ると立ち止まり、耳の近くに顔を近づけた
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