午後の授業

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「は、早く耳塞いで!」 そう俺は志帆に言った 「コラぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「ひゃうぅぅぅぅぅぅぅ!」 やっぱりこうなってしまったか 夏帆はぴっくりし過ぎて飛び上がっていた 飛び上がった拍子に椅子が後ろに倒れ、夏帆も一緒に地面に叩きつけられた 「いったぁぁい!」 すると、先生は 「アイドルだからって居眠りしたら容赦はせん!」 これまたでかい声で言った 「はい、すいません」 夏帆は床にペタッと座ったまま先生に謝った すると先生は一瞬顔を背けたのを俺は見逃さなかった 「しかし、アイドルもた、大変だろうからな……今日ぐらい許してやってもいいぞ」 え!? 予想外の先生の言葉にクラスのみんなはぴっくりした
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