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「さっさと出て行きなさいよ」
足でカノンの背中を蹴るが全く動こうとはしない
「ちょっと―カノン!!!」
そういったとき、カノンはふと背中を振るわせた
「あははははははは!!!!」
ーなにこいつ
「しぇ、シェラ!これ読んでみろよ!!!」
そう言ってカノンはわたしの目の前に一冊のマンガを突き出した
「何これ?」
怪訝そうにする私をカノンはニッと笑った
「まあ読んでみろよ!」
「めんどくさ…だいたいカノンの持ってくるマンガはいっつもありきたりなのよね~」
そう言ってパラパラとめくる
明らかに定番の少年漫画だ
「そう言いながらイッつも読んでるけどな。読んでみればわかるさ。俺読み終わったし。早く新刊読みてー」
そしてカノンはでていった
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