シェラ

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「なにこれ…」 ――言葉を失った… 主人公が匠に操る技の数々 今まで読んできた漫画の中とは何かが違った …素晴らしい これしかいえない 「カノン!!!」 バターンとドアが跳ね返るが今のわたしは気にしない 「うぉ!?なんだよいきなり!」 カノンは叫んだがかまわない 「次の刊、どこ?」 できるだけ冷静にいったが声は飛び跳ねている 「ほーらおれのいった通りだろ?」 「別に…暇つぶしによむだけ。どこ?」 「素直じゃねえなぁ。引き出しの真ん中。」 カノンはそう言ってゲームの画面に視線を戻した。 それをみてシェラは足早に五巻まで一気にとり、部屋を後にした 「はまったな。」 バタンという音を聞き、ゲームから視線を外さずにカノンはひとり、呟いた
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