64人が本棚に入れています
本棚に追加
俺に初めて声を掛けてくれた人。
傷の手当てをしてくれて、居場所を作ってくれた人。
あんたが居てくれて良かった、本当に。
新撰組に入って副長になって。鬼って呼ばれて。
それでも俺はあんたの役にたちたくって、
刀振り回して生きてきた。
最初、俺が一緒に行きたいって言った時、驚いていたよな。
俺が女だから?争いには向かないか?傷を負うことになるから?
そんなもん、知ったこっちゃねえ。
強けりゃ男も女もない。
あんたのためなら、敵陣の正面まで突っ込んでやるよ。
傷なんざ、いくらでも作ってやるよ。
真撰組は誰にも汚させねえ。
国とか、幕府なんてどうでもいい。
俺は副長として局長あんたに、何時までもついていく。
その理由は感謝してしてるから。
永遠に。
最初のコメントを投稿しよう!