最強で最愛。

2/4
前へ
/14ページ
次へ
あの人は凄い。 俺は彼女を見てそう思った。 高い位置で縛った長い黒髪、白い肌、美しい顔。 細い手足と腰、豊満な胸。 それでいて、あの強さ。凄いとしか言い様がない。    「おい山崎、これ近藤さんに渡しといてくれ。」 いつも通りの会話。 何か発展が欲しい。そう俺は思っていた。 でも相手は完璧な人。 男言葉さえなければ、もっと素敵なのに。 「あのっ、副長!」 「ん、何だ?」 吊り上がった眼が俺を見た。 その中に俺がいる。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加