ハジマリ

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よっしゃぁ~~!! 「真(マコト)!!俺優勝したぜ」 真 「お前まじすげぇよ!!まさかホントに優勝するとは思ってなかったよ。」 あったりまえだぁ!! この男の名前は嵐山 飛呂。そしてもう一人の男の名前は春日 真(カスガ マコト)。飛呂の親友である。 真 「まあお前はめっちゃ速いからなぁ!!」 飛呂 「まぁ俺に100メートルで勝てるやつなんかいるわけねぇだろ。 真 「だな!!あっ村中先生。」 村中 「飛呂君よく頑張ったね。先生も君に指導した甲斐があったよ。本当に全国大会で優勝するなんて思ってなかったよ。」 飛呂 「当たり前ですよ!!俺なんですから!」 ?? 「飛呂本当におめでとう!!」 飛呂 「親父!!母さん!!」 父 「お前に陸上をやらせてよかったよ!本当に。」 飛呂 「俺もやってよかった。」 これは今から一年前…俺がまだ小学生だったころの話だ。このときはまだ喧嘩など一回もしたことのない、ただ運動が好きな少年だった。
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