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「凌…何で今笑ったの??」
「ん?さぁな~♪」
すっとぼける凌弥。
なんかコイツ…楽しんでる??
『キャーー!!!』
女の子の悲鳴が林の中をこだました。
「おい、今…!!」
「悲…鳴?」
「あっちからだ、行くぞ美和!!」
私達は、悲鳴のした方向へ向かった。
そして辿り着いた場所は…
あの廃村…閑神村だった。
「おい美和、ちょっと待て。」
「待てって…もしかしたらクラスメートかも!!」
「分からないだろ?
もしかしたら、さっきみたいな事になってるかも知れねーし…」
「……そうだね。」
私達は、しばらく様子を見る事にした。
「……ねぇ、見に行かない?」
「あぁ…」
私達は、林から出て辺りを探した。
だけど、誰も居ない…さっきの悲鳴も聞こえない…
「誰も……居ない?」
「らしいな。」
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