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それから約三十分後…
数十メートル先に、青い影がボンヤリと見えてきた。
「凌、あれ…バスじゃない?」
私は、青い影を指さした。
「本当だ…よし、行ってみようぜ!!」
凌弥はそう言うと走り出した。
「ちょっと待ってよ!」
私は、由夏の手を引いて凌弥の後を追いかけた。
次第に、青い影が近づいてくる。
『∑あ!!凌君だ!!』
バスの近くから、女の子の声が聞こえた。
その後に、誰かが手を振っているのが見えた。
近づくにつれ、誰が手を振っているのか分かった。
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