出発

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~十分後~ 私と母は、駅に着いた。 「じゃあ母さん、行ってくるね。 お土産、期待しててね!」 『分かったわ、気をつけなさいよ?』 ――バタン… 私は母と別れた。 そして、私と同じ制服を着ている子達の所へと足を運んだ。 ~7時25分~ 集合時間まで後、五分。 この駅には、既に半数以上の生徒が着いている。 「みーわ!おはよ~!」 私は後ろから肩を叩かれた。 「あ、姫禾おはよう~」 私は、後ろに居た子…水嶋姫禾(ヒメカ)に挨拶を返す。 姫禾は、小学校一年生からの友達だ。
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