彼の日常Ⅲ

30/30
12304人が本棚に入れています
本棚に追加
/127ページ
洋「なぁ翼?お前の後ろにいる奴って?」 洋輔がクロに気づいて、ジロジロとクロを見る。 翼「僕の使い魔だよ~」 クロ「クロノスじゃ。よろしくの」 翼「気軽にクロって呼んであげてね~」 翼がクロを紹介するとクロの周りを一瞬で生徒達が囲んだ。主に女子生徒達だが。 生徒達「「「「「「可愛い!!!!」」」」」」 哀「ねぇクロ、頭撫でて良い?」 クロ「?別に良いがの」 女子達「「「「「キャー!!!!」」」」」 クロ「ぬぉ!?」 クロの言葉に一斉に女子達が群がって行く。 クロ「つ、翼助けてもがっ!?」 翼「いや~大人気だね~」 翼はクロが襲われている?のを笑顔で眺めていると、なぜかルフェルが翼に近づいていた。 ルフェル「すいません翼さん……一つ聞きたい事が」 翼「ん~?何~?」 ルフェル「あなたの使い魔も……私と同じで戻らないんですか?」 翼「まぁね~。クロは帰っても居場所が無いって言ってたし~。仲良くしてあげてね~」 ルフェル「は、はい。分かりました」(……ならばあの使い魔も禁上級?) 結局クロは学校が終わるまで女子達にいじられ続けた。 クロ「つ、疲れたの……」
/127ページ

最初のコメントを投稿しよう!