彼の日常

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ミア「!!わ、分かりましたわ。ごめんなさい哀歌」 茉「!!ご、ごめん哀歌ちゃん」 これには流石の二人も怖くなったのかすぐに頭を下げて哀歌に謝った。 哀「翼にもあY「よ~し授業始めるぞ」……先生……」 哀歌が喋ろうとした瞬間運悪く教室に嘉代子が入ってきた。 入ってきたとたんに教室内が静かになる。 嘉「うん?どうした?」 嘉代子は皆が静かにこちらを見ている事に驚いたのか若干戸惑ったように生徒達を見回す。 翼「何もありませんよ先生~。授業始めましょう~」 その沈黙を破るように発言したのは翼だった。それを聞いて少し安心したのか嘉代子は教卓に移動し授業について話し始めた。 嘉「え~皆知っていると思うが……今日から中級魔法を教える」 その言葉にさっきまで静かだった生徒達が騒ぎ始める。 男子A「やったね!!」 女子B「早く教えて~!!」 茉「ワク♪ワク♪ドキドキ♪」 ミア「一番最初に使えるようになってゼロに誉めてもらいますわー!!!!」 洋「いゃっほー!!」 いつの間に入ってきたのか洋輔も混じって歓喜を上げる生徒達。 嘉「ただし!!……ゼロは俺がマンツーマンで教えるからな!!」 そう豪語すると嘉代子は顔を赤らめて出ていった。そんな嘉代子を女子達は恨めしそうに見ていた。 翼(……なんで恥ずかしいのに叫ぶんだ?それにわざわざ敵を作るようなマネをして?……)
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