君は…もう…

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周りのように急ぐ気にもなれなくて.. 雨がかからないように下を向いて歩いてたら、道端に咲いていた名前もわからぬ花を踏みそうになった あまりにもひっそりと咲くそれに つい、君の面影を見てしまった… そんな自分に嫌気がさして思わず溜め息をついたら、心を見透かしたように花びらがひらりと落ちた… 月の欠片を集めて.. 夢を飾り…眠る 時の砂散りばめても.. あの頃へ還れない…
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