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結局、あの後苗木は、無事に帰宅し、直樹と共に、夕食を作ったそうな
更に、直樹の行為により、清太郎も夕食をご馳走になり、全ては良い方向で終わりを告げた
そんな呑気な時間を過ごすのと同時刻
白衣に眼鏡をかけた、女が何かの機械をいじっていた
女「こちら、ダイヤ‥応答願います」
女は、落ち着いた声で誰かを呼び出しているようだった
数秒後、一人の男性がモニターに映った
女は、フフっと笑みを浮かべるとモニターに向けて人差し指を突き立てた
女「さようなら…」
モニターに映った男は、女の言葉と同時にモニターから姿を消した
女はそれを確認すると、満足そうに笑った
女「これでまた一人、あちらの世界が賑やかになるわ」
女は、自分の胸に手をあてた
女「ねぇ?見えるあんたじゃどうにもならないことをあたしはしてるのよ‥だからあんたはいらない子‥ただあたしのために力を使い続けなさい」
女は、誰かに話すように語ると、近くのグラスの酒を一気にあおった
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