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清太郎「大丈夫か?ルビー」
清太郎が、心配そうな顔でルビーを見た
清太郎「ほら手‥」
清太郎が、手を出すと、ルビーはパチンと清太郎の手を弾いた
清太郎「ルビー…」
ルビー「ちきしょ‥ちっきしょう…」
ルビーが、赤い羽に包まれ、苗木の姿に戻った
苗木は、スヤスヤと心地よい寝息をたてていた
清太郎「呑気なやつ…」
清太郎は、諦めと嬉しさが混ざったような笑みを一つ零した
すると、清太郎の頭上から一枚の紙が落ちてきた
紙は、血塗られたように赤く輝いていた
清太郎「ふっ‥神なんて信じちゃいないが‥今回ばかりはお前さんを恨むよ‥神様…」
清太郎が、頭上でキャッチしたのは赤紙と呼ばれる紙で意味は、宿主もろとも殺せの意味である
通常、この赤紙が出ることは、めったにない
それは、裏の住人が表の世界には深く関わってはいけないという掟があるためである
しかし、赤紙レベルでは、表だけでなく裏にも影響する力を持ったものに対してのみ配布される
そして、その赤紙の対象となった名前は‥折原絹江であった
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