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そして魁堵の意識は徐々にブラックアウトしていった。
「……どうやら気絶してしまったようだな。」
「まあまだここがどこかも分からず、初めて魔物を見た訳ですので仕方ないかと。」
「そうだな。 よし、今のうちに引き上げるぞ。」
「やれやれ若者の体とはなんとまあ重いもので……。」
「ぶつくさ言っている暇はないぞ、じい。」
そして魁堵を背負った二人の影は森の中へと消えていった――。
「ふふふ……なかなかのお手前でしたよ勇者様。 今度こそ会えますね……。」
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