プロローグ

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大きな手が私の頭を包み込むように優しく撫でる。 すごく温かくて 心地いい手。 その手がゆっくりと下りてきて、私の身体のラインをなぞるように滑る。 私に触れるその手がとてもやさしくて ふわふわして不思議な感覚にとらわれた。 熱い吐息が耳元にかかり 身体の芯が熱くなり心地よい火照りを感じる。 これは夢なのにやけにリアルで… 夢なら覚めないでほしいと願ってしまった。 もう少しだけ…… .
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