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「あ..な、なーんだっ!おはよー千晶♪」
「おはよう。…で、朝から人の椅子に座って王子様を観察?ホンっト悪趣味よね」
呆れた表情をする我が親友。そ、そんな顔しなくても………椅子は悪かったが。
彼女は徳永 千晶(トクナガチアキ)。中学からの私の親友的存在。美人でスポーツ抜群。頭もいい。でも性格は………個性的です(苦笑
「……てゆーか早くどいてくんない?カバン重い」
…すみませんでした千晶サマ。
私はすぐさま椅子から飛び降り、千晶が座り安いように椅子をひく。
「ドーゾ!!!」
「ありがとう」
そして優雅に座る千晶サマ。彼女がすると本当に綺麗で絵になる。あぁ、羨ましい…。
ボーッと千晶サマを見ていると視線に気付いたのか冷たい目で『見るな』って言われた。………気がした。
ウチら親友…だよね?(泣
軽くへこみながらもふとまた王子様を見てみる。
王子様は既にお喋りをやめて自分の席についていた。
あーあ…残念。
ガックリ項垂れていると千晶は苦笑していた。
……そんなに王子様苦手なのかなぁ??
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