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それからしばらくたって授業が始まった。蓮は当然の如く寝ている。しかしこのクラスは落ちこぼれのため教師たちも何も言わず相手にすらしないのだ。その調子で授業が過ぎていき昼休み。
「おじゃましまーす!」
そういって蓮が来たのは理事室。
「おお蓮ですか。朝は大変でしたね!」
「そうなんだよ~・・・あいつどうにかできないの?」
「それは無理な相談です。ヘレンくんの家は高等貴族。逆らったら終わりですから。」
「そうかぁー・・さて!仕事しよう仕事!」
仕事とはギルドからの依頼。蓮は昼休みにギルドの依頼をこなしているのだ。ご飯は移動中に食べている。
「今日は依頼はないみたいですよ?」
「ちぇ・・なんだよー!」
ちなみに蓮のこなすクエストはほとんどがAランクものだ。
「たまには休息も必要ですよ!」
「それもそうか!じゃあここでご飯食べるかな!」
「僕も一緒に食べましょうか!」
こうして蓮の昼休みは過ぎていくのだ。
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