10:「対決」

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修行開始からしばらくがたち、学園代表戦が明日に迫ってきた。 大和達には蓮、ジル達には大和がつきそれぞれ最後の修行を行っている。 大和達は三人で組み手を行う修行【三組み手】という修行を行っており、 ジル達は実践に近い形でトレーニングを行っていた。 蓮「あつまれ!」 蓮が声をかけると大和達は蓮の周りに集まった。 蓮「あしたはいよいよ俺らの初試合だ! 修行しすぎて明日に疲れを残さないために教は修行終了!」 大和「・・・いよいよ明日か・・・」 緊張している大和を見て怜はため息をついて言った。 怜「あんた試合は明日よ?いまから緊張してどうするの・・・」 小夜「かてば・・・いい・・・・・ それだけ・・・・・・」 蓮「大和女の子に励まされてやんの~!」 大和「うっ・・うるせー!」 蓮「あはは!でも緊張するのはいいことだぜ?まぁ緊張しすぎるのはよくないけどな」 4人は顔をあわせて笑った。 それは短かったがこの修行を通して培った彼らの絆の証である。 今まで散々バカにされてきた 大和、怜、小夜。 それぞれがいろいろな思いを胸にこの大会に大波乱を巻き起こそうとしている。 明日、彼らの反撃が始まる。
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