1:「日々の生活」

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学園に通っている生徒の大半は寮を利用している。蓮と大は部屋が最上階にあり、しかも隣人なのだ。そして寮の1階には食堂があり、朝食を自分で作るよりここを利用する人のほうが多い。 「おばちゃーん!俺うどん!!」 蓮がそういうと奥からぽっちゃりした女のひとが出てきた。エプロンに頭には三角巾が巻かれている。 「蓮と大じゃないか!二人分のうどんとっておいてあるよ!」 「おばちゃんセンキュー!!」 二人は毎朝ここでうどんを食べる。しかしうどんは人気がありすぐに売り切れてしまうので早めに行かないとなくなってしまうのだ。だがおばちゃんは二人のために毎朝うどんをとっておいてくれるのだ。 「くったくった!じゃあ行きますか!」 「おばちゃんごちそうさま!ってか時間がやべえぞ!?」 「まじで?ではおねがいしまーす!」 「ったく・・転移!」 大がそういうと二人は消えていった。
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