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緑の芝生に、レンガだてのレトロな大きな建物が多く立ち並び、その敷地の大きさを物語る。その入口ともみられる大きな門の入口の空間がねじ曲がり、二人の高校生が現れた。
「とうちゃく!」
「ありがとな。じゃあ放課後な!」
「蓮!」
「ん?」
「・・・・いや。何でもない、またな」
「?ああ」
そういって蓮は教室に入っていった。
それを大は悲しそうに見ながら
『今日も頑張れよ・・・』
そう心の中で祈った。
なぜなら大は知っているからだ。蓮や蓮のクラスの人たちが毎日どのようなことをされているかを。
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