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そんなやりとりがあったあと、しばらく経ってから有理はいつもの様に仕事を流理に押しつけた。
有理は実は身体が弱い。
それを上手く利用してきたならまだしも、元気そうにしていながら命令したのだ。
「学校なんていいから、仕事行けよ。オレ、今日は頭痛がするんだ」
……と、元気そうにいい放った。
これは有理が流理の性格をよく理解している(利用している)から堂々とできることであった。
「……わかった。学校休むよ。連絡入れてから行く」
「いや!オレがやっとくよ。どうせ声同じだし、もうマネージャーも来るから早く準備してこいって」
「………じゃあお願い」
有理は流理を仕事へ送り出したあと、流理の部屋へまっすぐ向かった。
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