理解

6/7
前へ
/112ページ
次へ
「透明人間!?・・・・・十二時にスタート・・・」 僕と真と亮は顔を見合わせた。 「ちょっとその本を貸してください。」 僕は真に再び本を渡した。 真は本を不思議そうに調べた。 二、三分本を見、僕のほうをゆっくり見た。 「この本・・・この本はなんですか!?」 真は僕にたずねた。 「この本は・・・理由は知らないけどなぜか僕の学校の机の中に入っていて、書いてる通りに行動して、また本を開くと書かれていることが変わっていて、また次の行動をしろ、と・・・」 「・・・なるほど、ではこのゲームはこの本の中の主が仕掛けたってことですね。 そしていろいろ条件などつけて楽しんでる」 真は言った。 「・・・ってことはだぞ、こんなゲームに巻き込まれたのはこの本の主のせいなのか」 亮は言った。 「理由はわかりませんが恐らくそうでしょう。」 そう言うと亮は真から本を取りあげた。 「オイッ、こんな意味不明なゲーム俺らはしねー とっととみんなを元に戻せ」 亮は本を開いた だが本に書かれていることは何も変わっていなかった。 「クソッ、なんだよ このゲームをしなくてすむ方法はねーのかよ。」 亮は僕たちのほうをむいた。 「・・・・」 僕は何も答えれなかった。 僕は真を見た。 真は僕と亮のほうをむき、口を開いた。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3554人が本棚に入れています
本棚に追加