花弁散る紅椿

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「アホは誰……だっ」 ゴッと音がしたと思ったら 男が前に傾きながらふらふら歩く 後ろにはもう1人の男が本を持っていた(多分それでなぐったのだろう) 頭を押さえてしゃがみ込む 「はじめまして フィレイ=ジンファルグ 僕はオリーク=アクティル よろしくお願いします」 「何…で我の…名前を……?」 アクティルがニコリと微笑むとさっきまで頭を押さえて転げ回っていた男がいきなり私の目の前にいた 毎度毎度驚くからやめれ 「俺はツィン=マルツリナだ よろしくな」 「よろしくって 何のことだか…」
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