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ドサリッ
重いものが地面に倒れた音がした
私は背を向け その死から目を逸らした
目の前には小さな子供
その子供が私の顔を見た瞬間 さっと顔が青ざめた
足の力が抜けたのかドサリと地面に座り込んでしまった
「べ……紅椿……人殺し!!」
キッと私を睨み付ける子供
その子供にクスリと笑いかけると 子供はホッと力を抜いた
「お前のそういうところ
嫌いじゃない」
私はそう言いながら銃口を子供に向ける
子供は恐怖で目を大きく見開いた
「だが 我はもう後戻りは出来ない」
命の灯を
1つ 消してしまった
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