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「いずれ分かるっスよ……とりあえず今は前を向くことを考える。太陽ってのはそんな感じが似合うんスよ」
「……そうか……そうだよな! 悩んでる場合じゃねぇよ! まだ猫の事だって知ったばっかだ! 兄貴とちゃんと話し合ってねぇ! きっと理由があるはずなんだよ!」
泰陽はいきなり立ち上がって言った。その顔はすっきりしている。
「(扱いやすい人っスね)……でもこれでやっと名前を教えられる」
「名前? 確かに知らないや」
「俺の名前は《晴也(セイヤ)》っス。太陽が無ければ、晴れは来ない……いいパートナーになれそうっスね」
「そうだな! ってかなんかテンション上がって来たー!! 頑張りまくるぜ!
……
……
……
……
んで、ダークナイトって何? 俺、猫が変身することしか知らないです」
それを聞いて晴也はずっこけた。
「何にも知らないで、悩んでたんスか……じゃあ、二丁拳銃の機能もついでに教えるっスよ」
こうして、泰陽もセイバーナイトに加わった。
ちなみに、泰陽が武器猫の事情を理解するのに3時間近くかかったらしい。
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