◆合同合宿イエーイ!◆

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「沙助……僕が戦えなくなったらどうする?」 煉は仰向けになり、突然真顔でそう聞いた。 「……そうだな、煉を殺して新しいパートナー捜しをするよ。ってのは冗談だけどな」 沙助は笑いながら言ったのだが、煉にとっては笑えない冗談だった。 「……そろそろご飯作るよ」 煉はベッドから降りて、暗い表情で一階に降りて行った。 沙助は煉のその様子を見て首を傾げる。 「……やはり、変だ」 沙助はそう呟いた。 トントントン 煉はキャベツの千切りをしていると、あることに気付いた。 「手が……震えてる……」 包丁を持つ手が震えていた。 刃物すら、今の煉にとっては恐怖心を引き出す道具になっていた。 煉は座り込み頭を抱える。 (もう……戦うのは……無理だ……!!) 絶望とは少し違う感情が煉の中で渦めいていた。 一方、沙助は煉の学校の夏休みスケジュール表を見ていた。 「ふむ、明日から夏休みか……ん? がっしゅく? 明後日からは合宿か! 煉を鍛えるチャンスだな」 沙助は夏休みの計画に、期待を膨らませていた。 そして、煉と沙助は夕食を食べた後、お風呂に入り、明日の学校に備え、寝ることにした。
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