◆合同合宿イエーイ!◆

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「あれ、菊がいるってことは沙助は?」 「沙助君と晴也君なら先に帰りました。私は帰りに里奈様とお会いしたので」 「へー、里奈は空手早く終わったね」 「うん、だからコンビニで暇潰ししてたのよ」 そして煉と里奈は歩き始めた。 「煉、これ食べる?」 里奈はそう言うと、手に持っていた袋から、アメリカンドッグを取りだした。 「いいの? 里奈が食べる為に買ったんでしょ?」 煉は控えめに聞くと…… 「二本買ってるから大丈夫だよ」 「……ありがとう」 煉がアメリカンドッグを受け取ると…… 「よく犬の肉を食べれますね。私は絶対アメリカンドッグなど食べません」 菊はアメリカンドッグに犬の肉が入っていると、勘違いしているようだ。 「いや、別に犬なんて入っちゃいないけどね」 その後、色々な世間話しをしながら歩き、自宅に着いた。 「じゃあね、煉」 「煉様、さようなら」 「うん、じゃあね」 家の前で里奈と菊と別れ、玄関のドアを開ける。
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