◆合同合宿イエーイ!◆

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「ただいまー」 そう言って靴を脱いだが、いつも何らかの反応をする沙助から反応がない。 「あれ……たしか先に帰ってる筈……」 リビングを見たが、誰もいない。 煉は部活で汗をかいた為、喉が渇いていた。 沙助はどこかに出掛けているんだろうと思い、冷蔵庫を開けると…… 「うわあぁぁぁ!?」 冷蔵庫の中で沙助が凍っていた。 余りのサプライズに尻餅を着いたが、すぐにお風呂を沸かし、沙助をぶち込んだ。 そして10分後。 「さ、さささ、さむ、さ、寒いィィィ!」 タオルに身を包んだ沙助は震えながら叫んだ。 「何で、冷蔵庫で凍ってんだよ」 「最近暑いから、つい好奇心で」 「はぁ、意味分かんないよ」 「意味分かんなくないぞ! だってあまりにも冷蔵庫の中の魚さんが涼しそうだったから……」 「涼し過ぎだよ!!」 そして、煉と沙助はそのままお風呂に入り暖まった。 お風呂から出ると、煉は私服に着替え、夕食を作り始めた。
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