◆合同合宿イエーイ!◆

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「くそが!! お前もお前だ!! 人形通して見てたんだろ!?」 「……黙認しようって……思ったけど……リーダー知ってた……」 「だよな!? リーダー知ってんのに、どうでもいいとかぬかしやがって!! だいだいリーダーの能力って何なんだ!! お前いつも一緒にいるから知ってるだろ!?」 「……知らない……」 「はぁ!? ったくホント使えねぇー」 剛は呆れながら言った。 しかし女の子は剛の発言で少し怒った。 「使えない?……私より……弱いくせに」 女の子は剛を睨みつけ、ただならぬ威圧感を放つ。 「……っち! 確かにな。だがいずれはお前を越える! 空井の野郎だって……ん?……待てよ?……」 剛はいきなり考え事をし始めた。 「……?」 女の子も剛の珍しい行動に少し驚いた。 「クックック。そうかぁ!! あの手があったなぁ!」 すると、剛は部屋を出て行った。 (ハッハハ! あいつの弟を殺してやるか。それが空井の処罰だ!!) 剛は華月の悲しむ顔を想像し、思わず笑みを浮かべていた。
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