◆合同合宿イエーイ!◆

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バスが走ること3時間ちょっと。 旅館は山奥にあるため、辺りは森ばかりだった。 そんな中…… 「うっ!?」 鈍い音と痛みを感じ、煉は顔面を押さえる。どうやら啓吾の肘打ちを受けたらしい。 「……うー……痛い。先輩、寝相悪いな」 煉は窓の外を見た後、携帯の時計を見た。 「……11時半か。もう山奥っぽいとこだし、もう着くな」 煉は啓吾を起こすことにした。 「先輩、そろそろ着きますよ!」 揺さぶっていると、啓吾はすぐ起きた。 「……ふぁ~……。いやー寝た寝た。お、もう着くじゃん。皆起こさなくちゃな」 「先輩、他の部活も泊まるんですよね? そんなに広い旅館なんですか?」 「おう、結構広いぜ。それなりに有名なとこだしな」 「そうですか。(里奈は菊連れて来たのかな)」 更に10分経った後、啓吾は皆を起こし始めた。 そして、とうとう旅館に着いた。 (すごい……) 旅館に着いて、誰もがそう思った。 見た目だけでも、すごい高級な感じがして、なによりもでかかった。 それに森に囲まれている為神秘的な雰囲気が旅館にはあった。
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