◆合同合宿イエーイ!◆

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煉の班の人を簡単に紹介すると…… まずは斎藤 煉。 とりあえず班長。 《草部 優太(クサベ ユウタ)》 金髪の怖い外見をしているが、性格は優しい。剣道はなかなかの実力。 《地味 すぎる(チアジ スギル)》 とにかく地味。 空井 泰陽。 合宿に来た意味が無い奴。 「あいつ何でいるの?」 草部が泰陽を指差しながら煉に聞く。 「僕にもよくわかんない」 煉が首を傾げると、地味がおどおどした態度で話しかけてきた。 「今日は自由時間なんでしょ? だ、誰か一緒に飲み物買いに行かない?」 「あ! 俺行く。煉は?」 草部が聞いてきたが、煉は首を横に振る。 「僕は荷物の整理してるよ」 煉は皆の荷物を隅に置きならべく場所を取らないように荷物を並べ始めた。 「じゃあ行って来るわ」 草部と地味は部屋を出て行った。 その瞬間、忘れかけていた存在が動き出す。 「もう無理ー!!」 煉の肩から沙助が落っこちた。 3時間以上、同じポーズだった為、沙助の疲れは限界を越えていた。 「お疲れ、沙助」 「あ~~……疲れた~~!!」 沙助は体を精一杯伸ばしていた。その顔は達成感でいっぱいだった。 「沙助にしては、頑張ったね」 「だろ!? もう達成感MAXだからな!」
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