◆合同合宿イエーイ!◆

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いつも通り猫に外傷は無い。 だが武器としての魂は死んだ為、もうただの猫だ。 男は気絶して、倒れてしまった。 「煉、大丈夫?」 腕輪を外しながら里奈は言った。 「……うん」 「病気なら、無理して合宿来なくてもよかったのに。とりあえずそこの男の人はあたしが運ぶから、煉は寝たら?」 「でも修行は?」 「休みなさい!」 「……はい」 そして、里奈はまた腕輪をはめて、巨体の男を抱え、山のふもとまで走り出した。 里奈が去った後、煉は里奈の言う通りに寝ることにした。 刀を手から離し、猫に戻った沙助は首を傾げていた。 「煉、お前は病気だったのか?」 「……違うよ」 「拙者、あまりこういうことは言いたくないが、最近煉は足手まといではないか?」 「……そんなことは……自分が一番知ってるよ。」 煉は俯きながら呟いた。 「拙者にとっては、たった一人のパートナーなんだ。もっとしっかりしてくれ」 「……うん」 そして、煉と沙助は部屋に戻って行った。
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